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2013-03-10 [長年日記]

アジャイル開発と劇的ビフォーアフター

夕食時、テレビがついていて劇的ビフォーアフターという番組をやっていた。古くなった家に不満(間取りとか)を抱いている依頼主が匠と呼ばれる建築士に依頼をして、新築しなおす過程を面白おかしく演出し、最後にまっさらになって美しく住みやすくなった家を見て依頼主がビックリ、という話を毎回やっている、ナレーションと音楽もよく耳にする番組だ。
ちょっと前だと「へー」という感じで見ていたのだが、昨今アジャイル関係の書籍を読んだりすることもあり、若干それ迄とは違う方向でこの番組を捉えてしまった(しまった、のである)。

依頼主はPO(プロダクトオーナー)だろう。新しい家がどんな風になってほしいか、こんな生活を夢見ているのだ…という意見を持っている。匠というのは開発チームに属する…のかな?実際の作業する人ではないし、作業者と上下関係があるからピッタリは当てはまらないだろうけど、スクラムマスターとも違う。
…ロールは人によっては若干異論はあろうが、まぁこんなところだろう。

パッと気になったのは以下の点。

  • 新しい家を最後の最後、できた後で依頼主が確認している
  • 「こんな便利な気の利いた機能が!」は依頼主が承認していない

まぁソフトウェアプロダクトと違って、作ってる家を逐次見てどーする、というのはあると思うんだけど、それにしたって最後の最後、もう何も引き返せなくなった時で依頼主が確認するって、ものすごくリスク高いんじゃ…?そこで「全然違う!」って話されても、もう予算も工期もないし、どうしようもない。どれが重要でどれを省くのか、って確認をしつつ進む部分が無いのは怖い。

それから「気の利いた機能」は、正直作り手の自己満足である可能性が非常に高いように見える。「こうすれば、ほら机にも変わりますよー」とかいう便利機能、本当に使うの?というと日々の生活の中では使わずに埋没する可能性が多いのでは?という疑問。そして「この機能作らなかったら20万費用削減できますよー」とか言われたら「じゃ削って」とかなる可能性があるわけで、確認は必要なんじゃないのかなぁ…(逆に「20万でこんなことできるの?じゃ、やって!」となる可能性もある)

「そこはそれ、番組の演出ってやつよ」というのであれば、良いのだけど、そうでなかったらかなり高リスクな話では…と感じた、とさ。